健康保険組合連合会は4月18日、大企業の会社員や家族が入る健康保険組合の2014年度予算の集計結果を発表しました。
7年連続の経常赤字で、赤字額は前年度比908億円減の3689億円にのぼり、2014年度の赤字組合の割合は、4.1ポイント減の79%となる見通しです。保険料収入の増加などで経常収支は若干の改善が見られましたが、高齢者医療制度への拠出金が増加し、大幅な赤字が続いています。 高い保険料を払って存続する組合は少なく、解散して協会けんぽに移行するケースが多いといいます。
アルバイト・パートの時給、首都圏1000円代に接近 アルバイト・パートの時給上昇が続いています。三大都市圏(首都圏・東海・関西)の3月の募集時平均時給は前年同月に比べ0.6%高い結果となりました。人手不足に悩む外食各社が募集をかけた結果、飲食業の求人件数も49.9%増えました。 3月は就職活動や卒業をきっかけに辞める大学生も多く、アルバイトの入れ替え時期で採用数が増えたことが考えられます。
景気回復を受け外食店の来客数が増加しています。一部地域では大型商業施設の出店が増え、アルバイトが不足しています。居酒屋など飲食店のパート・アルバイトで働く人は大学生や店舗周辺に住む人が中心ですが、ビジネス街などの都心部は住人が少なく、アルバイト候補が少ないのが現状です。
■三大都市圏・全体 三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は948円(前年同月942円、前月948円)
■三大都市圏・エリア別 前年同月比はすべてのエリアでプラス、前月比は首都圏がマイナス、東海は増減なし、関西がプラス ○首都圏の平均時給は985円(前年同月979円、前月988円) ○東海の平均時給は895円(前年同月890円、前月895円) ○関西の平均時給は907円(前年同月900円、前月905円)