2013/07/11 海外派遣社員の労災給付上限を引き上げへ
厚生労働省は7月10日、企業が海外へ派遣した社員などを対象にした労災保険の給付上限額の引き上げを決めました。特別加入者の給付基礎日額に、22,000円、24,000円を加え、上限を25,000円に引き上げます。ケガや病気、障害、死亡の場合に支払われる年金などの給付額をこれまでより最大で25%増やすことができます。省令の制定に向けて作業を進め、9月から適用する予定です。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000036faz.html
生活保護受給者 およそ215万人、1年ぶりに減少 厚生労働省は7月10日、今年4月に生活保護を受けていた人は前月比で9210人減の215万1843人で、1年ぶりに減少したと発表しました。生活保護受給世帯も前月から596世帯減って157万8032世帯でした。受給世帯数が前月を下回るのは2008年4月以来5年ぶり。
厚労省によると、例年4月は生活保護を受けている世帯の子どもが学校を卒業して就職することに伴い、生活保護を受けなくなるケースがあるため、減少することが多いということです。しかし、昨年の同時期と比べると受給者は5万人近く増えていて、厚労省は「依然、厳しい状況が続いている」と分析しています。
政府は先の国会に、生活保護法の改正案と生活保護受給前の困窮者への支援策を盛り込んだ「生活困窮者自立支援法」を提出していましたが廃案になっています。厚労省は秋の国会に改めてこの2つの法案を提出したいとしています。