2013/02/04 2011年度の国民健康保険、3022億円の赤字/厚生労働
2013年1月31日、厚生労働省は年金生活者や自営業者などが入る国民健康保険の2011年度財政状況について発表しました。前年度に比べ赤字の額は減少したものの、実質収支の3022億円の赤字となっており、高齢化による医療費の増加等で、引き続き厳しい財政状況となっています。
国民健康保険の赤字の埋め合わせのため、市町村は2011年度に3508億円を割り当てました。医療費の増加の一方で、無職者など低所得の加入者が多いため、保険料の大きな増額はできない状況となっています。2011年度は保険給付が2.9%増の9兆821億円でした。
保険料収入は1.8%増の3兆411億円と微増となっており、2011年度の納付率は89.39%と前年度比で0.78ポイント上昇となっています。過去最低は2009年度で、2010年4月の非自発的失業者に対する保険料の軽減制度の導入で納付率が上がったとみられています。
厚生労働省ホームページ:平成23年度国民健康保険(市町村)の財政状況について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002u0yf.html
中部電力の春採用、2年連続で減
2013年1月31日、中部電力は2014年春の定期採用計画数を、前年より40人少ない450人にすることを発表しました。
静岡県御前崎市の浜岡原子力発電所 の全面停止が長期化し、2012年4~12月期連結決算では、最終損益が22億円の赤字という厳しい経営状態が続いているため、2年連続で採用を減らすこととなりました。