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2017/05/11 パワハラの調査結果 パワハラを受けたことのある従業員が増加

 厚生労働省から、平成28年に実施した職場のパワーハラスメントに関する実態調査の結果が公表されています。

この調査は、平成24年以来、4年ぶりに実施されたもので、今回の調査対象は、従業員10,000人、企業4,587社 となっています。

調査結果によると、過去3年間にパワーハラスメントを受けたことがあると回答した従業員は32.5%で、前回調査(25.3%)より増加しています。

一方、パワーハラスメントの予防・解決に向けた取り組みを実施している企業は52.2%で、具体的には相談窓口の設置(82.9%)、管理職を対象とした研修等の実施(63.4%)、就業規則等の社内規定の整備(61.1%)などが多くなっています。このうち効果を実感できた取り組みは、管理職を対象とした研修等の実施が74.2%と最も高く、次いで一般社員等を対象とした研修等の実施(69.6%)となっています。

厚生労働省は、こうした調査結果を踏まえ、引き続き職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた施策を実施していくとのことです。さらに、先月末には、職場のパワーハラスメント防止対策を強化するための方策の検討を行うため、有識者や労使関係者からなる「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」も設置されました。厚生労働省が、職場のパワハラを重要な問題と捉えていることが窺えます。 


 厚労省 「勤務間インターバル制度普及促進のための有識者検討会」を設置
 
  厚生労働省は、今年3月に決定した「働き方改革実行計画」(働き方改革実現会議決定)を受けて、「勤務間インターバル制度普及促進のための有識者検討会」を設置しました。

〔確認〕勤務間インターバル制度……各企業において、勤務終了後、次の勤務までに一定時間以上の休息時間を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保しようとするもの。厚生労働省では、「職場意識改善助成金(勤務間インターバル導入コース)」を設けるなどして普及を図っていますが、導入している企業はまだ少数にとどまっているが現状です。 

この検討会では、次の事項を中心に検討を行うこととされています。
・国内における勤務間インターバル制度の導入状況などの実態や課題の把握
・諸外国における勤務間インターバル制度と運用状況の把握
・ 勤務間インターバル制度導入促進を図るための方策

近く、第1回目の会議が開催される模様です。検討結果などが公表されましたらお伝えします。
検討会の設置について、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000163742.html


詳しくは、こちらをご覧ください。

<「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」の報告書を公表します >
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000163573.html


<「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」を設置しました>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000163747.html
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