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2013/12/02 公的年金、7~9月は株価上昇で運用益3.2兆円の黒字

 公的年金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は11月29日、2013年7~9月期の運用利回りが2.71%、3兆2418億円の黒字であったと発表しました。黒字は5四半期連続でGPIFが現行組織に移行した2006年度以降で最長になりました。景況感の改善で、国内外の株式が上昇し、評価益が膨らんだためです。
 
 運用利回りベースで最も成績の良かった資産は外国株式で7.13%で1兆1126億円の黒字でした。次いで国内株式が6.07%で1兆1560億円の黒字、外国債券は1.64%・1979億円の黒字でした。
 
 株式の資産が膨らんでいることで、国内債券の割合は縮小しています。9月末の国内債券の資産構成割合は58.03%で、比較可能な08年度以降、過去最少になりました。運用利回りは1.18%にとどまり、黒字額は7354億円でした。 

 

 

就職活動解禁、企業の採用意欲は改善傾向に
 2015年春に卒業する大学3年生らの就職活動が1日に解禁され、全国各地で始まった合同企業説明会が始まりました。 就職情報サイトのリクナビ、マイナビ、日経就職ナビ、朝日学情ナビ、エン学生では採用情報を出した企業数が昨年の同時期より約2割増の約3万800社に及びました。企業の採用意欲は高まりつつあるようです。
 
 就職率は、過去最低となった2010年度以降、回復傾向が見られ、2014年10月時点での内定率は64.3%と、3年連続で改善しています。

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