ホーム > トピックス(バックナンバー15) > 2013/04/25 健康保険組合、13年度4割が保険料上げ、8割強が赤字

2013/04/25 健康保険組合、13年度4割が保険料上げ、8割強が赤字

 健康保険組合連合会(健保連)は、健康保険組合の2013年度予算をまとめ、全体で経常赤字が4573億円に上り、6年連続で大幅赤字になるとの見通しを発表しました。全1420組合の8割強が赤字で、4割相当の557組合が保険料率を引き上げ、うち254組合は2年連続の上昇となりました。
 
健保全体の平均保険料率(労使合計)も前年度比0.33ポイント高い8.64%となり6年連続で上昇。保険料率は比較可能な03年度以降で過去最高を更新します。
 
赤字を埋める積立金は07年度末に約2兆8千億円ありましたが、14年3月末には約9700億円まで減少する見通し。白川専務理事は「2年強で積立金はなくなる」と述べました。

 

 

ねんきん特別便」で4万人へ未回答の可能性
   日本年金機構は4月24日、「消えた年金記録」問題で、加入記録に誤りがないか全受給者・加入者に確認を求めた「ねんきん特別便」に記載された自分の記録に漏れや誤りがあるとした約1307万人のうち、約4万人(受給者約3万人、加入者約1万人)について、調査結果が未回答のままとなっている可能性があることを明らかにしました。 
 
回答が遅れているために誤った記録が訂正されず、本来より低い年金額となっている可能性があります。7月に対象者に文書を送り、誤った記録があれば返送を求めます。
 
機構が同日の社会保障審議会の特別委員会に報告、陳謝しました。原因について機構は「年金記録問題が発覚した当初の混乱期で、調査結果の入力処理を確実に行っていなかったことなどが考えられる」としています。

ページ上部へ