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2013/03/11 元看護師の自殺、パワハラが原因と認定

 2010年7月に静岡県立こころの医療センター(静岡市葵区)の当時30代の元看護師が上司のパワーハラスメントを受けて自殺した問題で、地方公務員災害補償基金県支部は、自殺を公務災害と認定し、パワハラと自殺の因果関係を認めました。認定は22日付。自殺の公務災害が認められるのは珍しく、女性がパワハラについての詳細な記録を残していたことが早期の認定につながったと考えられます。

女性は同年2月に採用され、同月25日の勤務中に突然意識を失う発作を起こして救急搬送されました。女性は継続して勤務することを希望していましたが、病歴を事前に申告しなかったとして、前看護部長などから退職を迫るパワハラ行為を受け、7月に自殺。前看護部長らはパワハラの事実は認めていました。 

遺族は同年10月、基金県支部に公務災害の認定を申請。センターは、パワハラを認めて前看護部長ら職員4人を懲戒処分としましたが、自殺とパワハラの因果関係については「不明」としていました。


協会けんぽへの財政支援措置の延長などを決定
政府は3月8日の閣議で、健康保険法の改正案を決定しました。これにより、中小企業の従業員や家族が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)の財政を支援し、現行の10%の保険料率を維持する特例措置を14年度末まで2年間延長できる見通しです。

また、75歳以上の高齢者医療への拠出金の算出方法を、各被用者保険者の総報酬に応じた負担とする措置も2年間延長します。

<参考資料>
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/dl/183-06.pdf

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