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2012/12/26 トヨタ 新退職金制度を検討(年金「空白」対策)

厚生年金の支給開始年齢が65歳まで段階的に引き上げられることを受け、トヨタ自動車は新しい退職金制度の導入を検討しはじめました。現役時代に一定額を毎月積み立てて定年退職後に追加的に受け取るという制度です。退職後、年金が満額支給されるまでの「年金空白期間」に対応し、生活への不安を解消します。

 

労使で合意すれば、2013年度中にも導入するということです。
現行のトヨタの企業年金と合わせ、公的年金並みの月21万円程度を受け取れる制度を目指します。そのため、新制度では月約7万円を追加で受け取れるようにする必要があります。18歳で入社した従業員の場合、月額約8千円強、42年間で計約420万円を積み立てます。

 

 

過去最多 国民年金滞納者数 厚生労働省の調査で、過去2年間、国民年金の保険料を一度も支払わなかった滞納者は、加入者の26%余りに上ることがわかりました。これまでで最も多いということです。

 

国民年金について、厚生労働省は、3年おきに実態調査を行っており、このほど去年3月時点の加入者を対象にした調査結果を公表しました。それによりますと、平成21年4月から去年3月までの2年間、月額1万5千円前後の保険料を一度も支払わなかった滞納者は455万1000人で、加入者全体に占める割合は26.2%に上りました。これは、前回の調査より2.6ポイント増え、調査を始めた平成8年以降、最も多いということです。

 

支払わない理由を尋ねたところ、「保険料が高く支払うのが困難」が74%で最も多く、次いで、「年金制度の将来が不安・信用できない」が10%でした。また、「保険料が高く、支払うのが困難」と答えたのは、世帯の所得が1000万円以上の人でも56%で、最も多くなっています。

 

一方、学生であることや所得が低いことを理由に、保険料の全額免除や支払いの猶予を受けている人の割合は、前回の調査を2.7ポイント上回る25.2%で、対象を広げていることもあり、最も多くなりました。厚生労働省は「保険料を支払える滞納者には督促をする一方、保険料を支払えない人には免除制度があることを周知していきたい」としています。保険料滞納者への回収を民間委託したり手を尽くしていますが、中々数値に現れてきません。年金制度の将来性を考えると躊躇するのもうなづけます。

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