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2012/10/19 2011年度不払い残業代 18%増の146億円

  労働基準監督署の是正指導を受け、2011年度に100万円以上の不払い残業代を支払った企業は前年度比5%(74社)減の1312社で、支払った残業代の総額は同18%(約22億8000万円)増の約146億円に上ったことが16日、厚生労働省のまとめで分かりました。是正企業数は2年ぶりに減少する一方、支払総額は2年連続で増加しました。
 
サービス残業は3年ぶりに増加した前年度に続いて増加傾向ですが、企業数が減ったことについて、厚労省は「全国展開している企業に対する指導を11年度から強化したため、支払総額が膨らんだ」としています。1社での最高支払額は約26億8800万円(建設業)でした。
 
厚労省によると、11年度に不払い残業代の支払いを受けた労働者は約11万7000人。1人当たりの受け取り平均額は12万円で、1社当たりで支払った平均額は約1100万円。
 
業種別では商業が342社(支払額計約32億9000万円)、製造業が321社(同約22億8000万円)、病院などの保健衛生業が107社(同約11億円)でした。


65歳まで雇用 過去最高の48.8%
 
  厚生労働省は18日、2012年の高年齢者雇用状況の集計結果を発表しました。65歳まで希望者全員が働ける企業の割合は48.8%で、前年に比べ0.9ポイント上昇しました。比率は上昇傾向にあるが、大企業は24.3%にとどまり、中小企業は51.7%でした

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