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2012/08/21 栃木中3労災死、校長が就労許可

  群馬県桐生市の工事現場で栃木県足利市立西中学校3年の男子生徒が死亡した事故をめぐり、足利市教育委員会は2012年8月20日、記者会見し、同校の岩下利宏校長が男子生徒に「職場体験」と称して働くことを許可し、報告を受けた足利市教育委員会も追認していたことを明らかにしました。岩田昭教育長は「労働基準法と就学の義務について認識が甘かった」と釈明しました。
 
足利市教育委員会によると、事故を受け岩下校長は「本人と保護者の希望があり、学校長の裁量で許可した。労働基準法違反にあたるという認識はなかった」と説明しているとのことです。足利市教育委員会は「校長が熟慮した結果」として岩下校長の判断を追認しました。
 
一方、足利市教育委員会が市内の中学校に聞き取り調査を行ったところ、2002年以降、男子生徒と同じ建設会社で働いていた可能性のある生徒が16人いることが明らかになりましたが、この業者以外で就労した生徒が5校にいたとみられることも明らかになりました。


おもてなし経営推進フォーラム」開催―経済産業省

  2012年9月4日、経済産業省は東京都千代田区・東京商工会議所ビルで「おもてなし経営推進フォーラム~地域でひかり輝くニッポンのおもてなし企業の秘訣~」を開催する予定です。宿泊業や観光業を含めた中小サービス事業者を対象として、地域・顧客密着型の「おもてなし経営」の普及を目的としています。
 
 このフォーラムは、サービス事業者を取り巻く環境が一層厳しさを増すなかで、地域、顧客との関係強化を通じて、価格競争に陥ることなく、高い収益を上げるビジネスモデルについて紹介するフォーラムです。定員は250名で、参加費は無料。
 
 価格競争の激化などにより、中小サービス事業者をとりまく経営環境が厳しくなっている一方、顧客ニーズに合致したきめ細やかな高付加価値サービスを提供し、高収益を上げている企業があることから、経産省ではその経営手法を「おもてなし経営」として普及し、地域経済の活性化を促すことを目的としています。
 
「おもてなし経営」の要件としては、
(1)従業員の意欲と能力を最大限に引き出している
(2)地域、社会とのかかわりを大切にしている
(3)顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供している
      ・・・などを挙げ、中小サービス事業者が目指すビジネスモデルの1つと位置づけています。
 
 経済産業省ホームページ
「おもてなし経営推進フォーラム」の開催~地域でひかり輝くニッポンのおもてなし企業の秘訣~
 http://www.meti.go.jp/press/2012/08/20120810001/20120810001.html

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